ゴミ屑リーマンキョンが誕生するまで~フレッシャーズ編 前編~

 

こんにちは、ゴミ屑リーマンのキョンです。大学を卒業し、無事キョンは社会人になることができました。

 

今回はゴミ屑リーマンキョンが誕生するまで~フレッシャーズ編~です。

 

 

今回はギャンブル要素は少なく、どちらかというとエロ要素が多めの内容になります笑

 

前作はこちらから

www.kyonkyonblog.com

 

 

 

暑い…暑すぎる。まだ4月の下旬だというのに、すでに気温は30℃近く。並んでいた列が動き始めた。抽選ボタンを押す。「ピロリロリン♪」そこには7番と書かれていた。

 

 

社会人デビューから約1か月、僕は大阪にいた。

 

 

会社に入った直後は、本社での新人研修や工場の見学、同期、先輩との懇談会などが行われた。

 

慣れないスーツを着て、毎朝満員電車に乗り、会社へと向かう。自分には無理だと思っていたが、2週間もするとだいぶ慣れた。

 

僕の同期は約30人。みな全国から集まってきている。自己紹介の時に気が付いたのだが、30人いる同期のほとんどが高学歴だった。

 

確かにみんな賢そうな顔をしている。

 

正直、自己紹介の時に自分の大学名を言うのが恥ずかしかった。みんな心の中でバカにしているんだろうな、と。まあ親族のコネで入ったのだから仕方ない。

 

だが、それは僕の思い込みだった。話してみると、みんな出身大学なんか関係なく普通に接してくれたし、すぐに打ち解けることができた。

 

とりあえず、僕がギャンブル依存症だということは、内緒にしておいた。

 

入社から1か月後、一通り本社での研修を終えた僕たちを待ち受けていたのは、現場研修だった。

 

全国各地にある現場に新人が2、3人ずつ配属され、約3か月間、研修を行うというものだ。

 

割り振りが書かれたレジュメが配られる。みんながざわつき始めた。僕は自分の名前を探した。

 

大阪にあるとある工場の欄に僕の名前があった。そしてそこにはもう1人、同期の女の子のサキちゃんの名前があった。

 

サキちゃんとは同期会の時に仲良くなった。サキちゃんは福島県出身で、僕もおばあちゃん家が福島県内にあったのだ。

 

さらには同じ市内だったということが分かり、ものすごく福島トークで盛り上がったのを覚えている。

 

いつもニコニコしていて、笑った顔が少し綾瀬はるかに似ている。同期の男たちからも結構人気がある子だった。

 

「キョン君宜しくね。」横を向くとサキちゃんの笑った顔があった。可愛い…。

 

サキちゃんの不意打ちにちょっと動揺してしまった。僕は動揺しているのを悟られないように、あくまでクールを装いながら「こちらこそ。」と返す。

 

こんなゴミ屑とペアになったこと、サキちゃんには申し訳なさしかない。

 

正直、大阪に行くこと自体は僕自身、結構楽しみだった。大阪に対する僕のイメージはまさに飲む、打つ、買うが全て揃っている、そんな感じだった。

 

なんもない辺鄙な場所に行かされるより、数十倍ましだ。田舎に飛ばされることが決まり嘆いている同期を見て、僕はヒキが強かったと思うことにした。

 

 

東京から2時間半、新幹線に揺られ僕とサキちゃんは新大阪駅に着いた。改札を出て、会社に指示された場所へ行くと、関西支部の総務担当の女性が立っていた。

 

向こうから先に気が付いたのか、小走りで僕らのもとへ駆けてくる。すらっとした長身に茶髪のミディアムヘアー、ザ OLという感じだった。

 

深田恭子にちょっとだけ似ていたので、彼女を恭子と呼ぶことにする。

 

早速、僕たちが住むアパートに連れて行ってくれるとのことだった。僕とサキちゃん、恭子はアパートに向かう為、在来線へと乗り換えた。

 

最寄駅から歩いて10分ほど、僕たちはアパートへたどり着いた。人生初の1人暮らしだ。

 

アパートは2階建てで、僕が1階、サキちゃんが2階だ。

 

さすが大企業、そこら辺の配慮は抜け目ない。

 

アパートの鍵を受け取り、一通りの説明を受けると、恭子は僕に「手出したらダメだからね。」と冗談交じりに言いながら、アパートから去っていった。

 

気付けば時刻は午後の5時、今日は移動で1日が終わった。金曜日だったということもあり、今日から2日間休みだ。少しホッとする。

 

荷物の整理も終わり、部屋でゆっくりしていると、サキちゃんから電話があった。「駅前散策してご飯でも食べない?」

 

僕は二つ返事でOKを出した。1時間後、アパートの下で待ち合わせをし、サキちゃんと共に駅前へと向かった。

 

駅を降りた時には気が付かなかったが、駅前には飲食店がたくさんあった。居酒屋からお好み焼き、串カツなど、東京ではあまり見ない光景だった。

 

悩んだ挙句、僕たちは個人経営のお好み焼き屋へ。サイドメニューの焼きそばがめちゃくちゃ美味しかったのを覚えている。

 

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お腹も膨れ、だいぶ酔いも回ったところで、僕らは店を出ることにした。当時、ほとんど金が無かったにも関わらず、僕はカッコつけるために会計を全部支払おうとした。

 

何事もなかったかのように、サキちゃんが笑顔で1000円札を3枚、僕の財布に入れる。

 

午前中、一緒に新幹線に乗っていた時はお互いまだ多少のぎこちなさがあったが、店を出るときには僕とサキちゃんはすっかり打ち解けていた。

 

一緒に飛ばされるのが、自分と似たような屑だったらなーなんて思ったりもしたが、そもそも同期にそういう奴がいなかった。

 

それに夕方、サキちゃんの方から僕を誘ってくれたことは、凄く嬉しかった。サキちゃんを大事にしよう。

 

今度は僕から誘ってみようか、そんないい気分のまま深い眠りに落ちた。

 

バジリスク絆

 

次の日の朝は暑さで目覚めた。この部屋にはベッドが無い。寝る場所はロフトだ。冷房をつけてもなかなか冷気が上まで来ないのだ。

 

時刻は朝の9時、僕はアパートを出る。アパートから徒歩10分の場所にホールがあることはあらかじめ調査済みだった。

 

関東ではあまり聞かない系列のお店だ。調べてみると、このお店は0の付く日がメイン機種、5の付く日がジャグラーといった感じらしい。今日は4月30日だ。

 

一応サキちゃんが歩いていないことを確認しながら、僕はホールへと向かった。100人いかないくらいだろうか?ホールに着くと、すでに多くの人が並んでいた。

 

やがて列が動き始め、僕の番がきた。「ピロリロリン♪」良番を引いた音だ。券を見ると、7番と書いてあった。

 

今日の狙い台は バジリスク~甲賀忍法帖~絆だ。この店の設置台数は7台。100%座れる。初見のお店なので、傾向はまだわからない。

 

上げ狙いなのか、据え置き狙いなのか、それとも位置なのか?

 

 

当時、どのお店に行っても朝一はまずこの機種が埋まる、全国的にそんな状況が続いていたと思う。

 

導入当初こそ辛口評価が続いたものの、時が経つにつれ次第に頭角を現していった機種だ。

 

僕も導入当初はあまり触らなかったが、どの店に行っても1番ベースが高い、割と設定看破がしやすい、という理由から気が付くといつのまにかバジキッズになっていた。

 

店に入ると前にいた7人全員がバジリスク絆を抑えた。ちょっと驚いた。

 

僕の後ろの人が小走りで迫ってきているのが分かったので、残りの1台を素早く確保。空いていたのは角台だった。

 

前日、前々日ともに設定は使ってなさそうなデータ。角が空いているのはちょっと怖い。「触っちゃダメなのだろうか?」一瞬迷ったが、せっかく座れたので打つことに。

 

リセット挙動を確認し、1回目のBCからATに当選。投資は3000円。幸先の良いスタートだ。1回目のATはBCがうまく絡み、800枚の出玉を確保。

 

その後、出玉は全て飲まれたが差枚0付近でひたすら下皿を揉む展開が続く。BCは赤寄り、初当たりも軽く、低確謎当たりを1回確認した。

 

この揉み揉みを抜ければ多分伸びるだろう。そんなことを考えながら、10回目の初当たり。このATで城背景が出て、1撃2500枚を獲得した。

 

時刻は午後4時、おそらく僕の台は4っぽかったというのと、隣が6確を出したのでやめることにした。流したメダルは1800枚。結局投資が6000円だったので、ちょうど3万円勝った。

 

大阪初の稼働は白星で終わった。

 

飛田新地 

 

実は僕には今日、もう1つやらなければならないことがあった。そう、飛田新地へ行くことだ。

 

飛田新地に関して、話を聞いたことはあったが、システムも何もかも全く分からず、どんな場所なのか想像がつかなかった。

 

ただ、そんな頭の悪い僕でも、めちゃくちゃ可愛い子とヤれる、唯一それだけは理解できた。

 

慣れない大阪の地下鉄を乗り継ぎ、僕は飛田新地への最寄り駅へと到着した。電車に乗っている途中、飛田新地に関して色々と調べてみた。

 

分かったことは、女の子が座っている料亭がたくさんあって、その中から好みの子を見つける。コースを決め、お金を払う。ということだった。

 

これだけ情報があれば十分だった。

 

駅に着き、さびれた商店街に入っていく。前を3人組の男の子たちが歩いていた。同い年くらいだろうか?

 

明らかに飛田新地の話をしているので、後ろからついていくことにした。歩くこと5分、なんかよくわからない名前が書いてある看板が沢山光っている。

 

ここだ。僕は無事、飛田新地へたどり着いた。

 

辺りを見渡すといろんな女の子が僕たちに向かって手招きをしている。なんだここは?天国か?

噂通り、本当に可愛い子が沢山いた。

 

歩いている男たちも皆、まるでディズニーランドに来た子どものように、無邪気な笑顔を晒している。

 

ひとまず僕は全体を2周した。確かに可愛い子が多いが、一部明らかに年齢層が高いエリアがあった。これが妖怪通りというやつだろうか?

 

全体を2周してふと気が付いたのが、同じ場所で1周目に見た子が、違う子に入れ替わっているということだった。

 

ここで、いいと思ったらすぐに行かないと、他の人に取られてしまうということを理解した。

 

結局僕は、30分ほどグルグルし、乃木坂の白〇麻衣似の子を見つけた。すかさず料亭の中へと入っていく。

 

おばさんに料金表を見せられ、15分で1万1000円コースを勧められた。これが一番安いコースだ。今日はしっかりと勝っていたし、僕は躊躇いもなくお金を払う。

 

靴を脱ぎ、ちょっと急な階段を登っていく。スカートを履いていたのか、5段くらい差がついたところで、前を歩いている白〇麻衣のパンツが見えた。

 

一気にアドレナリンが出る。階段を上ると小さな部屋に案内された。畳が敷かれた和室に、布団が敷かれている。

 

初めてみる景色にちょっと我を忘れていると、白〇麻衣が戻ってきた。近くで見てもやっぱり可愛い。

 

「お兄さんここは初めて?」と聞かれ、僕は正直に「うん。」と答えた。

 

よくシステムが分からなかったので、僕は全て白〇麻衣に任せることにした。あっという間に僕は服を全て脱がされ、白〇麻衣も自身の服を全て脱ぐ。

 

色白で綺麗な体だった。少しだけ前戯をした後、枕元にあったゴムをさっと付けられる。僕の息子が白〇麻衣の中へと入っていく。

 

 

僕は、5分も経たないうちに絶頂を迎えた。やはり可愛い子とするのは全然気持ち良さが違う。

 

ぼーっとしていると、ウエットティッシュで息子を拭かれる。少し痛い。

 

賢者モードの中、残り時間が3分ということで僕はちょっと急いで服を着替えた。帰る際、白〇麻衣がペコちゃんキャンディーをくれた。

 

店を出て、まだ少し火照っている体と共に駅へ向かう。人生初の飛田新地は、大満足だった。日本に本当にこんな場所があったのか、という驚きと、可愛い子がめちゃくちゃ多いという驚き。

 

ソープやヘルスと違い、自分の目で女の子を生で見て、店を決める。予約も待ち時間もいらない。

 

このシンプルで無駄のない構造に、僕はすっかりはまってしまった。月曜から金曜は会社の研修、土日は夕方までしっかり稼働し、夜になると飛田新地へと向かう。

 

そんな生活が1ヵ月くらい続いた。

 

正直、この時期は今思い出してもめちゃくちゃ楽しかった。ずっと大阪でいいや、なんてことを思ったこともある。

 

少し長くなってしまうので後編を書こうと思う。